児童生徒の健康診断についての通知

学校健診についての今後の方針が教育委員会から示されましたので、ご報告いたします。
今後の新型コロナウイルス感染状況で変更もありますのでご留意ください。

 京都市学校医会 会長 杉本英造

 

1.実施時期等

(1)顔や粘膜に触れる検査については、原則として9月1日から3月31日までの間に実施することとする。
ただし、学校医等が使用する衛生物品の準備ができない場合は、9月1日以降であっても、実施できない可能性がある。
学校へは、物品の準備状況を踏まえ7月下旬を目途に再度実施時期について通知予定。当該通知(7月下旬)発出以前に、各学校医と検診の日程調整を行う場合は上記事情を踏まえたうえで協議をお願いする。
(2)感染拡大防止の観点から、1人あたりの検査は例年以上に時間を要することが予想されるため日程調整について、丁寧に依頼いただきたい。

 

2.各種検査の取扱い

(1)学校再開後(6月1日以降)に再度日程調整を行い、実施するもの

■心臓検診
※二次検診(聴診)の実施については、別途通知をさせていただきますが、学校医や専門医による検診は9月以降、必要な衛生物品が揃い次第実施。
■尿検査
小学校・中学校・小中学校・総合支援学校(小・中学部)は春の検尿(4~6月)を中止し、秋の検尿(9~12月)のみの実施。
※幼稚園・高等学校・総合支援学校(高等部)は9~12月の実施。

(2)日程を変更して実施するもの

■結核検診
・11月中旬 ツベルクリン反応検査対象者を各学校へ通知
・12月上旬 ツ反実施(市内学校、教育関係機関等会場で実施)
・1月中旬  胸部X線各区役所で実施 ~2月下旬

(3)各学校・園内で協議のうえ、学校再開後から3月31日までの間に実施するもの

身長測定、体重測定、視力検査、聴力検査(色覚検査は従前どおり希望者を対象に実施)

(4)9月1日~3月31日までの間に実施を延期するもの

内科検診(脊柱検査、四肢の状態の検査を含む)、眼科検診、耳鼻科検診、歯科検診

 

3.感染防止対策

実施に当たっては、できる限りの感染防止対策を行うこと。
※必要な衛生物品(教育委員会で準備、各校園に配分。)については、健診項目等によって準備物品が異なりますので、詳細は次回通知で周知。